FUJIFILM

【X-T3 作例・レビュー】FUJIFILM至高の逸品。写真にも動画にも、仕事として使える最高の1台。

 

 

こんにちは、カメラマンのtakumiYANOです。

いままで、FUJIFILM X-T30といったエントリーモデルの紹介から、XF35mmf1.4、XF23mmF2、XF90mmF2と単焦点レンズの紹介をしてきました。

ここで、とうとう、X-T3という現段階で最高のAPSCのミラーレス機である1台を紹介させてください。

仕事にも趣味にも最適な1台。

このFUJIFILM X-T3は、決してフルサイズ機ではない。でもプロカメラマンとして活躍している方々の多くがこのX-T3を使用します。Proシリーズのようなフィルムカメラのようなボディでもなく、X-H1のように手ブレ補正機能もない。ましてやSONYのα7シリーズのようにフルサイズミラーレスでもない。なのに、こぞってカメラマン、写真家たちが利用するのにはミラーレスで、万能機としての最大値の魅力があるからなのだと思います。

 

動画でレビュー


 

FUJIFILM X-T3 作例

 

仕事としての秀逸性①:瞳AFの正確さ

ポートレート、を撮影する際、フォーカスを合わせていくのがやっぱり大変。ですが、このX-T3は前代X-T2から大幅な進化を遂げ、X-Trans CMOS 4、X-Processor 4により、AFがめちゃくちゃ速い。ポートレートでポーズが変わっていくタイミングも逃すことなく、しっかり撮影してくれます。

 

仕事としての秀逸性②:動画でも利用できる顔セレクト

 

YouTubeの動画は自身で確認しながら撮ることができないのですが、それを完全に任せることができる、顔認識の顔セレクトAF。

写真だけでなく、動画の撮影もこれに任せることができ、AF、ピントの心配を和らげ、他の要素に集中することができます。

仕事としての秀逸性③:タッチパネルの採用

X-T2から大きく変わった点としてこのタッチパネルの採用。タッチパネルがあることにより、写真の確認の際には、タッチパネルの操作により確認が簡単になります。ボタン操作の二倍は違うと思います。また、フォーカスレバーではなく、タッチパネル上でフォーカスの移動もできるので、より感覚的に撮影することができるようになります。

 

 

仕事としての秀逸性④:ダブルスロットでの保存形式

X-T30、それに最近出たCanonのEOS Rはシングルスロットでの保存形式。X-T3はいままでのX-T2と同じようにダブルスロットでSD保存ができ、万が一の対応ができます。(つい最近SDカードを落としてしまい、データが飛びました…)

仕事としての秀逸性⑤:動画の表現の豊かさ

 

FUJIFILMはF-logという動画形式を持っていて、さらに公式から支給されているLUTをあてるとよりきれいな色を表現することができます。かつ、logで撮らない際も、フィルムシミュレーションでお好みの色使いで撮影することが可能。これはなかなか他のメーカーにはない機能ではないでしょうか。

仕事としての秀逸性⑥:レンズのリーズナブルなラインナップ

FUJIFILMのXシリーズはなんといっても、ミラーレス機であるがゆえの値段の挑戦のしやすさかなと思います。フルサイズ機では純正のレンズはなかなか高い所がありますが、FUJIFILMで同じくらいのスペックのレンズとなると下手したら半分くらいの価格であるのがいいなと思います。

 

その他まだまだ上げられるいい点があるのですが…

X-T3のデメリット

・手ブレ補正機能がない

この点はやっぱりSONYのα7シリーズには劣ります。現行のH1がここは持っているのですが、センサー的にもX-T3が好まれるのは事実。この機材で動画を制作するプロカメラマンは手持ちの技術に加え、三脚とスタビライザーの利用を検討することとなります。

・ディスプレイがバリアングルではない。

特に自撮り、Youtubeをする時にちょっとこまるので、ここは工夫しがいがあるなと思います。

しかし、ここまででも十分仕事でも趣味でも生かせる機体。間違いなく買っていい一品です。

他社フルサイズミラーレスとの大きな違いはズバリ価格。

他社のフルサイズミラーレスとなると、ボディ本体、レンズともに結構な値段になってきます…。ですがAPSC機ということもあるのかFUJIFILMは若干値段が優しい。でもバリバリ仕事として使えるし、フォルムもフィルムらしさを残してもってるだけで嬉しいというものです。

 

X-Pro3とどちらを選べばいいのか。

ここで、X-Pro3の存在が明らかになりましたね。正直、写真、撮影という物自体を楽しみたいのであれば、X-Pro3めちゃくちゃいいなあと思います。

一方であの背面ディスプレイは、動画…めっちゃやりにくいですね。笑

なので、動画もやりたいという人にはおすすめできないかもなあと思います。あと金額は恐ろしく高いと思うので、X-T3のほうが優しいことは間違いない。笑

X-T3をより活かすために、縦型グリップのオススメ

この下につけるグリップ。バッテリーが更に2個入るので、計3個での稼働が可能になります。よって、長時間の写真の撮影にも耐えられるし、動画の撮影にも耐えられる。あと安定感も増します。

更に言うのであれば、サイズ感的に大きく見えるようになるので、被写体さんにいいカメラで撮ってもらっているという感覚を持ってもらうことができると思います。その上でもオススメ。

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まずはレンタルで借りてみる。

かといいやっぱり使ってみないとちょっと不安だという方もたくさんいらっしゃると思います。

レンタルするにはオススメが2つあります。

一つが、FUJIFILMのサポートセンターでレンタルすること。

東京ではこちらのFUJIFILM Imaging Plaza 、大阪では、大阪サービスステーション 、そして、福岡サービスステーション名古屋サービスステーション で当日であれば無料で借りることができます。それから1泊3000円で借りることができます。

 

もう一つが、レンタルサービスのrentio で借りてみること。3泊4日でのレンタルプランがあり、また気に入ったらそのまま追加金額を払って購入することも可能なサービス。上記のエリアにお住まいでない方にはめちゃくちゃいいサービスだなと思います。

X-T3を使用するならオススメのSDカード。


こちらの黒のSandiskのSDカードが一番いいかなあと思います。

購入方法としては、間違っても家電量販店では買ってはだめで…!結構な高い値段で売っているので…!

・Amazonで購入する。 (32GB2000円以内!!)

・秋葉原のメディア店で購入する。

などがあります。

また、こちらもオススメ。

iPhoneに直接SDカードを挿して、読み込むカードリーダーです。

Wifiで確かに送れるのだけれど、動画は送れないはずですし、ちょっと不安定なのも事実。そんな時に、このカードリーダーはめっちゃ助かります。

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FUJIFILM×Canonの可能性への挑戦

Rentioで気になっていたFringer FR-FXシリーズの存在を発見したのでレンタルしてみようと思います。

FX10をX-T2で使っていた人はちょっと遅いかな…って言っていたので、X-T3との組み合わせはどうなのかが気になるところ。

 

こちらで紹介したXF56mmがかなりよかったのですが、いま手持ちのEF50mmF1.2が活かせることができたら…もはや凄くFUJIFILMの幅が広がります。また使用感をレビューしてみますね。

 

 

X-T3は写真も動画も可能性を引き上げてくれる。

長々と書いてきましたが、X-T10からデビューしたFUJIFILMの機材の中でも、X-T3は最高の進化を遂げてくれた1台だと思います。

これは、写真はもちろん、動画の可能性も、より一層上げてくれる。最高の1台。

ぜひ、充実したカメラライフをX-T3とともにお送りください。