FUJIFILM

【FUJIFILM XF90mmF2 R LM WR レビュー ・作例 】FUJIFILMでポートレートを撮るなら間違いなく、この一本。

 

こんにちは、カメラマン・写真家のtakumiYANOです。

カメラを買ったら、人を撮る、つまりポートレートを撮りたい、

という人が間違いなく多いと思います。

ポートレートは人の数、そして撮られる人と撮る側の工夫が重なり合うため答えなどなく、その表現の幅は本当に星の数以上あるんじゃないかなと感じています。

そんなポートレートをFUJIFILMのXシリーズで撮りたい、という時に間違いなくおすすめしたい一本が XF90mmF2 R LM WR です。

 

動画でレビュー


 

 

かといい、ものを撮る物撮りにも実はめっちゃおすすめだったりするので、まずは作例から紹介させてください…!

 

XF90mmF2 R LM WR 作例

【X-T30 × XF90mmF2 R LM WR】

【X-T3 × XF90mmF2 R LM WR】

 

実はこの画角は物撮りもめっちゃきれいに撮れます。

 

▼こちらの記事もX-T3 × XF90mmF2 R LM WR で撮影しました。

https://www.asahi.com/and_M/20190121/75439/

XF90mmF2の画角は、フルサイズ換算約135mmの美しい世界観を演出します。

 

ミラーレスのAPSC機である、X-T3やX-T30となると、90mmという画角はフルサイズ換算と言われるもので、約135mm(厳密には137mm)の画角を切り撮ることになります。

いわゆる中望遠、といわれる距離なのですが、これが圧縮効果というものを生み出して、背景と被写体との距離をぐっと近づけます。近づけます、というより背景が大きく移ります。なので、例えばこの写真のように、八坂の塔をぐっと印象づけることができます。

 

この写真がわかりやすいですが、こちらはXF23mm F2で撮ったもの。背景の切り撮る画角の違いがおわかりいただけるかと思います。

使い用途を考えるのであれば、まずポートレートとしての撮影はめちゃくちゃやりやすいものだと思います。背景を135mmの画角で最大f2という明るさの開放値で撮ることができるので、とろけるような美しいボケ感を演出してくれます。そして引きの絵ではなく、背景との距離感、例えばちょっと遠いところからの東京タワーと被写体の写真、のようなものに適しています。

XF90mmのメリット。

90mm、フルサイズ画角135mmという大きさに対し、重さは540g。

フルサイズのCanonでいえば同じ用途のレンズは750g、ソニーは950gくらいでやっぱりAPSC機だからこその軽さはあって、小回りききやすくとても好きなレンズ。

そしてLM、WRが表す意味は、リニアモーターと防塵防滴。外での撮影にも多少安心ですし、リニアモーター使用のため、静かで速い動きが特徴的。

 

XF90mmのデメリットというと。

OIS(手ブレ補正)はついていないし、ボディ側でも手ブレ補正がないから、いくら軽めのレンズと言えどもAPSCのミラーレスからすると手ブレが難しいかも知れません。

あと何より…少しお高め…!

カメラのキタムラさんで中古76000〜82800円。

Amazonで新品10万円ちょっとですね。購入までの道のりが遠いレンズですが、もっていたらマジで楽しいです。超オススメ。FUJIFILMで一番オススメ。(いやマクロレンズとかも欲しいですけど)

迷うとしたら、50−140mmのこちらのズームレンズかなあと思います。結婚式とか撮影するカメラマンさんは間違いなくこちらのほうがいいと思います。50−140のズーム感は結構ヤバい。F2.8なので、だいぶ明るいとは思います。

けれど、2倍近く値段も跳ね上がっていくので慎重に、ですね笑(某フリマアプリでちょっと安いです!!!)

高いレンズだからこそ、レンタルで借りてみる。

東京や大阪近くにお住まいの方はFUJIFILMのサポートセンターでなんと当日無料でレンタルすることもできます。

また、家電レンタルサービスの rentio もめちゃくちゃオススメ。郵送で借りれるし、コンビニに持っていってサクッと返せるお得感。これなら全国でも使用可能です。

どちらのサービスも数に限りがあるのでご利用は計画的に、ですね…!

XF90mmF2をより活かすために、NDフィルタの勧め。

かといい、XF90mmF2で開放で目一杯ぼかそうとすると、明るすぎて日中の撮影だとどうにも…とういうことがたくさんあります。そんなときに、NDフィルターの利用をおすすめします。矢野が使っているのは、可変式NDフィルター。固定のND8やND16というフィルターもXF23mmでは使っていますが、この可変式のフィルターは明るさの調整が文字通り変化することが可能なので、まじで使いやすい…。特に動画に活かしやすいということをカメラマン仲間の神さん に教えてもらってえー高いとかいいつつ購入。買って正解だったなあというレンズ。

Amazonはこちら。

XF90mmはフィルターサイズø62mmなのですが、Canonも同時並行しているのでEF70−200mmのサイズに合わせて購入しています。これに、ステップアップリングをつけて90mmでも利用できるように調節しています。また直接62mm→77mmのステップアップリングもあります。なおフジノンレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WRもフィルターサイズø77mmなので、僕と同じ使い方でもいいかもなあと思ったりします。

 

XF90mmだけのNDフィルタの場合、こちらはAmazonで6500円くらい。 だいぶお得だなあと思います!同じ考え方でステップアップリングを使えば、○○→62mmも可能なのでぜひ探してみてください。

 

さてさて、長くなりましたが、XF90mm F2というレンズは最高の写りを演出してくれる一本です。ぜひ、素晴らしい写真ライフをお送りください。

 

神レンズと言われるXF35mmF1.4。

その作例とともに紹介しています。最近外に出る際につけっぱなしのスナップに最適のレンズはXF23mmF2。コストパフォーマンスが最高の一品。