FUJIFILM

【XF23mmF2 R WR レビュー・作例】スナップにも、隣の大切な人との空気感を表現するにも適した最初の1台におすすめのレンズ。

 

こんにちは、Salon de Photo運営のカメラマンのtakumiYANOです。

X-T30を導入した、というお話をさせていただきました。

めちゃくちゃ軽くて本格的に使いやすい1台で、これからカメラを買うという人には自信をもっておすすめしたいです。

僕も間違いなく、普段使いのメイン機として使用します。

それじゃあ、レンズはどうするべきなのか、という疑問がお持ちになることかと思います。いままでは、フジノンXF35mmF1.4をおすすめしていたのですが…同じいやそれ以上におすすめできるレンズがあります。それがXF23mmF2 R WRというレンズです。

動画でレビュー

まず、どんな写真が撮れるのか、作例をご欄ください。

作例

 

FUJIFILMでカメラデビューするのに1番最初におすすめのレンズ

まず、カメラ、ないし一眼レフカメラ、ミラーレスカメラを買いたい人が求めることを洗い出してみましょう。

1.普段のカメラとして、カフェや友達との一瞬を切り撮りたい。

2.旅行先で風景をきれいに撮りたい。

3.上記を踏まえた上で、人物やデザートの背景をぼかした写真が撮りたい。(たぶん一眼レフの楽しいところはここ)

ここまで踏まえると、ズームレンズのXF16-55mmf2.8(Amazon)がまずいいかなあと思いますが…いかんせん…高い!そしてちょっと重いかもなあって思います。(653 g)。

X-T30の本体が、約383g(バッテリー、 SDメモリーカード含む)といったところなので、1キロ超えるのはちょっときついかもと思います。

ポケットに入るサイズのカメラがよくて、だからこそ、持ち運びしやすくて写真を撮ろうという気持ちにさせてくれるのかなと思います。

ということで、

4.軽さがほしい

5.お値段も優しいところから始めたい

という条件も追加すると、XF23mmF2 R WRに行き着きました!

F2.0、23mmフルサイズ換算約35mmという中広角が表現する世界。

F2.0という数字は、より優しいボケ感を表現してくれます。

かつフルサイズ換算35mmという中広角は、被写体と風景のバランスを作りやすい。フェルメールの絵も35mm構図とよく言われています。

作例でも載せている通り、風景もしっかり撮れるし、隣りにいる人との空気感を表しやすい画角です。

 

財布に優しいFUJIFILMの単焦点レンズ

XF23mmの好きな点として、何より…値段が優しい!ズームレンズはもちろん、他の単焦点レンズのラインナップのなかでもXF23mmF2は、ほぼダントツで値段が安いレンズです。新品で42000円ほど(Amazon)、中古だとマップカメラさん等で、38000円くらいで購入することができます。

X-T30は新品で、10万円ほど(Amazon)、中古だとマップカメラさん等で9万円弱で購入することができます。もちろんX-T20やX-E3などで予算をよりさげるのも全然OKだと思います。

圧倒的な身軽なボディで、旅行はもちろん、日常で写真を撮るという行為を当たり前のものにしてくれる。

 

このレンズの魅力は、気軽な軽さというところにもあります。その重さ、なんと180g。X-T30だと383gなので、543gという圧倒的な軽さ。これだけだったらポケットに入れることも可能だと思いますし、かばんにはいっててもかさばりが少なくてすむ。

仕事じゃない以上、軽さってめちゃくちゃ大事な要因で、写真を撮りたいと思わせてくれるものだと思います。これを550g以下で持てるのは魅力的だなと思います。

物足りないところといえば

うーーーん、正直あんまりないなというのが印象です。

たしかにf1.4ほどのボケ感はないけれど、逆に言えば背景のストーリーをしっかり出してくれる、そこが強みだと思う。ボケない分、値段が優しいのも事実だと思う。

ズームできないから動き回らないといけないところもデメリットではない気がします。

大切な人とのその思い出を、XF23mmF2のレンズで彩りを。

なにより、大切な人との距離感を上手く表現してくれるレンズだな、というのが僕の感想です。

はじめの第一歩としての日常を切り撮るレンズとして、ぜひ一度お試しください。