FUJIFILM

【XF56mmF1.2 R レビュー・ポートレート作例】APDじゃなくていいかもしれない。X-T3との相性が最高。美しいボケ感が作り出すポートレート。

 

こんにちは、カメラマンの矢野拓実です。

いままで手持ちのレンズを紹介してきたのですが、今回どうしても気になっていた1本を紹介したいと思います。

それが、XF56mmF1.2 R APD。X-T2を購入する頃からこのレンズの話は聞いていて、いやいやAPDってなんやねんとは思っておりましたが、仕事仲間のカメラマンさんが使っていたりして気になって。

(と思ったら、借りたのAPDじゃなかったぽい。笑今度、APDちゃんと借りてみまする。もはやAPDじゃなくてよかったというレビュー。)

そこで、今回、丸の内にあるFUJIFILM Imaging Plazaにてレンタルさせていただいて、実際に作品撮りも兼ねて使ってみました。

いやはやそのボケ感は凄すぎて…手元にほしいですな…。

それでは、Imaging Plazaのことからお話していきます。

FUJIFILM Imaging Plazaで当日レンタル無料で借りてみる。

六本木のサービスセンターがレンタルサービス等をやめるとのことで、今回はじめて丸の内にあるFUJIFILM Imaging Plazaにやってきました。

ここにはほとんどのレンズが3本ずつあって、当日ならほぼ無料でレンタルすることができます。

・顔写真付きの身分証明証

・クレジットカード

・電話番号

・緊急連絡先

上記の4つが必要になるのでお忘れなく。

【XF56mmF1.2 R を使用する前の不安】

カメラマン仲間はX-pro2を使っていて、あまりにF1.2はフォーカスが遅いし、甘いというふうに聞いていました。X-T3で実際に使ってみたらどうなのか…。その不安を持ちながら実際にレンタルしてみました。それでは作例をどうぞ。

【XF56mmF1.2 R 作例】

 

 

 

美しいボケ感がよりポートレートの世界に魅了してくる。

愛用のXF90mmF2とはまた違う、ボケ感。

XF90mmは背景のボケ感はキレを少し感じさせつつ丁寧な感じを演出するのですが、F1.2のこのレンズは、作例のような、木の中での自然光でのポートレートでとろけるような柔らかい美しいボケ感を演出してくれるように感じます。

56mmはフルサイズ換算で言うと、約85mm。

最初は構図を作るのが難しいかなというふうに感じながら撮りましたが、徐々に慣れていきました。

XF56mmF1.2 R のデメリット。

まず当たり前の話なのですが、F1.2はあまりに明るい。笑

けれど自然光の中で美しいボケ感を出したいと言うのであれば、NDフィルターをおすすめします。

今回はImagingPlazaさんでND8のフィルターを貸してくれました。さすが…優しい…ありがたや…。

可変式のNDフィルターでカバーするのもいいかなあと思います。

そして、APDでだと値段が高すぎる。踏み込みきれなかった原因。笑

いまだに15万円以上しますなあ笑

Amazonはこちら

今回使ったAPDではないほうは、Amazonで10万円をきるくらい。

WRのレンズではないので、雨天時も気をつけて撮りましょう。

X-T3と使うことで本気を見せてくる。

今回、X-T3で使ってみました。そしてオートフォーカス、AFはすべて瞳AFにしてみたのですが、懸念されていたAFの遅さを全く感じさせない。

X-T2までのモデルだったらしんどいところがあったかと思いますが、X-T3以降のセンサーではバッチリ撮れる、そんなオススメの一品です。

中古の価格帯を見てみる。

APDがついていないほうだと、カメラのキタムラでで76000円以内でありますね。

Amazonの中古 で11万円くらい。

カメラのキタムラ でも同じくらいの価格でありますね…!

レンタルでとりあえず使ってみるのもオススメです。

Rentioで3泊4日で8980円。やはりそのまま買取はお得だなあって思います。

美しいボケ感で一段上のポートレートを。

今回、ずっと使いたかった、XF56mm F1.2 R 。

実際に使ってみて、この美しく表現できる描写力に惚れ惚れしました。

XF90mmF2ともまた違うその世界観は、新たに表現の幅を広げてくれるのではないでしょうか。ぜひお試しください。